** 野鳥の鳴き声を楽しもう No62 【春の群馬県嬬恋村の小鳥たち】 **
報告: 大井 智弘

 はじめに
 3月末、近所で越冬していたジョウビタキの姿が見られなくなると、どこか寂しい気持ちになる時期である。夏鳥の渡りにはまだ早く鳥の数も減少してくる。そこでまだ冬鳥が残っていそうな佐久市・軽井沢から浅間高原(群馬県嬬恋村)への一泊二日旅行をしてきた。
 今回は嬬恋村で見られたマヒワの群れの声とジョウビタキのさえずりをお楽しみください。
 1 マヒワ(真鶸)スズメ目アトリ科マヒワ属 13cm
 3月29日の早朝、気温は0度近くまで下がっていたが鳥見に出ると約20羽の群れとなった小鳥が地上から飛び上がった。よく見るとマヒワ、すぐに戻って来て、写真のように私たちが近づいてもお構いなし状態であった。
 新芽の隙間にいる小さな昆虫類を食べながら「ジュリン」、「ニィ」、「ジュク」などと賑やかであった。
今回は録音がうまくいかなかったため、2021年4月さいたま市で録音したものを掲載します。
【録音①】 マヒワ(ぐぜり)  33秒
「ズイ ジョイ ズルズル ジュイーン」と複雑に鳴く
 2 ジョウビタキ(常鶲・尉鶲)スズメ目ヒタキ科ジョウビタキ属 14cm
 ジョウビタキといえば「冬鳥」のアイドル的な存在と言っても過言ではない。しかし、近年は本州山間部で繁殖するようになってきたため、夏に出会えることが驚くほどのことではなくなったのかもしれない。2024年出版の『探す、出会う、楽しむ 身近な野鳥の観察図鑑』増補改訂版(ナツメ社)には「冬鳥」ではなく「漂鳥」に分類されている。
 ここ数年の8月の旅行先で成鳥はもちろん幼鳥も観察してはいたが、さえずりを聞けたのは今回が初めてで個人的には感動ものであった。
【録音②】 ジョウビタキ(さえずり)
2026年3月29日 嬬恋村  36秒
ヒリリリ チョピリチョピリなどと高音で鳴く
(動画から音源を取り出したためあまりいい音ではない)
【動画①】 電線でさえずるジョウビタキ 19秒

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