1 ルリビタキ【瑠璃鶲】 全長約14cm |
夏の亜高山帯での主役といえばルリビタキ、「ヒッチョ、チョリチョリ・・・」と軽やかによくとおる声でさえずっていた。11月くらいからは平野部の森林や公園でも見られる。 |
【録音1】 2025年8月5日 日光白根山 30秒
さえずりが力強く、はっきりしている個体の声
【録音2】 2025年8月5日 日光白根山 20秒
優しい感じのさえずりを続ける個体の声
【録音3】 2025年8月5日 日光白根山 18秒
地鳴き・・「ヒッ、ヒッ」「カッ、カッ」に「ギッ、ギッ」という声が聞こえる |
2 メボソムシクイ【目細虫食】 全長約13cm |
メボソムシクイは、ルリビタキとともに代表的な亜高山帯の夏鳥で、中国南部、フィリピン、東南アジアから渡来する。5月下旬から10月くらいまで長い期間さえずる。 |
【録音4】 2019年8月7日 日光白根山 21秒
「チョリチョリ、チョリチョリ、チョリチョリ」と4音ではっきりと鳴く。
ここでは2019年に録音したものを聞いてください
【録音5】 2023年8月6日 編笠山 45秒
標高の高い山でメボソムシクイのさえずりを聞いていると、よく3音節のオオムシクイのさえずりに似た声を耳にする。調べてみると『決定版 見分け方と鳴き声
野鳥図鑑350』植村慎吾(著)(世界文化社 2023年)に、「・・ただし山系によっては、3音節のオオムシクイに似たさえずりをする個体もいる」とある。録音5はメボソムシクイの3音節のさえずりではないかと思うのだがいかがでしょうか? |
3 コマドリ(駒鳥) 全長約14cm |
コマドリの声量たっぷりのさえずりが多数の地点で響き渡っていた。姿を見つけようと苔むした倒木などをチェックして歩いていたが観察できなかった。しかし、声を聞けただけでもラッキーであった。 |
【録音6】 2025年8月5日 日光白根山 19秒
さえずり・・・馬のいななきを思わせる「ヒンカラカラカラ」 |
4 ヒガラ(日雀) 全長約11cm |
亜高山帯の針葉樹林で繁殖する鳥として忘れてならないのがヒガラ。カラ類の中でもっとも小型だが、大きな声で「ツピ、ツピ、ツピ・・・」と早口でさえずる。この日もよく鳴いていたが、いつでも聞けるという先入観から録音するのがいつも後回しになってしまう。
今回は、埼玉県県民の森と東京都高尾山で録音したもので微妙な違いを比較してもらいたい。 |
【録音7】 2025年5月5日 埼玉県県民の森 12秒
【録音8】 2024年6月6日 東京都高尾山 27秒 |
◎ 8月5日 日光白根山の山腹で見られた鳥たち、または声が聞こえた鳥たち
1.トビ 2.ハシブトガラス 3.ヒガラ 4.コガラ 5.シジュウカラ 6.イワツバメ 7.ウグイス 8.メボソムシクイ 9.ミソサザイ 10.コマドリ 11.ルリビタキ 12.キセキレイ 13.ホオジロ
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