*** 探鳥会風景 ***

5/31~6/1 /’25 山形県西川町・月山探鳥会
報告:浅見徹
野鳥写真:浅見徹
【一日目】
 岩槻駅東口6:45、全員が定刻前に集合。埼玉会員で千葉市在住の方は、岩槻のホテルに前泊です。岩槻駅前のビル屋上を行き来するイソヒヨドリの囀りに送られて一路山形へ。途中何度かトイレ休憩を経て、今日の探鳥地「福島小鳥の森」へ。
 駐車場に着いた頃には雨が本降りになり、車中で早目の昼食。安達太良SAで買い込んだパンや持参のおにぎりをいただきました。
岩槻駅東口集合 安達太良SA 福島小鳥の森駐車場
車中で昼食
 雨の中、ネイチャーセンターへ。途中キビタキを始め色々な小鳥のさえずりが聞こえてきます。ネイチャーセンターで情報収集して、いざ探鳥! 教わったポイントでしばし待つと、ホトトギス、ツツドリ、アオバト、キビタキなどの声。そしてお目当てのサンコウチョウも遠くで囀ってくれました。ヤブサメも鳴いていたようですが、私には・・・。
雨の中 ネイチャーセンターへ ネイチャーセンターで雨宿り サンコウチョウポイントで探鳥
 宿泊は月山・志津温泉の旅館 仙台屋。ゆっくりと湯につかり、豪華な夕食。二輪草を初めて食べました。美味しい! 竹の子(根曲り竹)が色々な調理法で何品も。岩魚の唐揚げは熱々で骨まで柔らかく頭から丸ごと。お酒も美味しそうですが、明日に備えて程々に。
【二日目】
 翌朝3時半頃から目が覚めて布団の中で耳を澄ませていましたが、我慢出来ずにそっと起きだし窓を開け放つと、まだ明けやらぬ山の端からホトトギスの声。そしてついに待ちわびたアカショウビンの声も! 思わず同室の人と顔を見合わせガッツポーズ。私の泊った302号室はベストポジションのようで、幹事さんや女性たちも集合し美味しいドリップコーヒーを飲みながら鳴き声を堪能しました。
宿の部屋でアカショウビンの声 霧に煙る残雪の月山 宿の前でアカショウビンを待つ
 アカショウビンが警戒して飛び去るのを心配して室内に待機していましたが、6時少し前、満を持して屋外に。アカショウビンの声はしますが何れも五色沼の対岸からで姿は見えませんでした。またまた豪華な朝ご飯。曲り竹の竹の子ご飯が絶品! 牛肉?油仕立ての芋煮鍋もザ・山形で嬉しい一品でした。
 食後は宿の近くのブナ林で探鳥。残雪と雪解け水の渓流の音を楽しんで宿に戻ろうとした途中、開けた山道の上空に猛禽が数羽。デカイ! 翼幅が広い! 山の上を旋回していた1羽はクマタカだったようです
残雪のブナ林を行く 雪解け水で水量を増した沢 あれはクマタカ?!
 宿を出立して最後の目的地は山形名物サクランボ農園。低木仕立てで脚立を使わずとも手の届く高さにサクランボがいっぱい。昼食で満腹になっていたのにベツバラ。もぎたてのサクランボをこれまたお腹いっぱい食べてしまいました。
 帰途につくと早起きのせいか皆ぐっすり。岩槻駅に予定よりだいぶ早く到着しました。鳥の声と温泉とグルメの旅、楽しかったなー。幹事の皆さん、ありがとうございました。    
一日目の夕食の献立 サクランボ農園でさくらんぼ狩り