*** 探鳥会風景 ***

3/4/‘23 千葉県銚子市・銚子漁港探鳥会
報告:佐野 和宏
 2020年はコロナで直前の中止となり、それ以来やっと開催することができました。春日部駅に集合しバスで銚子を目指して定刻に出発。初めの探鳥地は”水の郷さわら”で、利根川の鳥を探します。いい天気に誘われてヒバリが高く飛んでいます。ここではすっかりおなじみとなったコブハクチョウは、ちょっと先までお出かけしていたようで、出発後にバスから見られました。
 利根川を左手に見ながら下流へ進み、銚子へ到着。運よく今日は水揚げがあり、イワシでしょうか、小魚があちこちに落ちていて、カモメも数多く集まっています。まずはトイレ休憩を兼ねてポートタワーへ。目の前は第三漁港で、すでにバーダーが集まっていました。
 ちょっと盛り上がっている感じがあり、MLのIさんが聞きに行くと、なんと珍鳥ヒメカモメが目の前にいるとのこと。予定を変更して、ここから漁港での探鳥開始となりました。お目当ては対岸の防波堤で、ほどなく見つかりました。その後は低いところを飛んだり、近くまで来てくれたりと、十分楽しませてくれました。
水の郷さわらにて 第三漁港にて  ヒメカモメ 
 時間を忘れて夢中でみてるとすでにお昼過ぎ。予定の千人塚海難漁民慰霊塔には寄らず、地元の名店「一山いけす」へ移動します。おいしい海鮮料理もこの探鳥会の楽しみ。今日のメニューは新鮮なお刺身の盛り合わせと金目鯛の煮つけ。これだけでも十分なところ、希望者は活イカのお造りも。これは冬季のみの提供で、さらに数量限定。この店で一番の人気とのこと。今日は何とか注文できました。
「一山いけす」で昼食 お刺身盛り合わせ 活イカのお造り
 昼食後は付近で探鳥。まずはイソヒヨドリが出迎えてくれました。クロサギが目の前を飛び、岩場にはヒメウもいます。そして沖合にはクロガモの群れ。腹ごなしでのんびり鳥見の予定が、予想外の鳥がたくさん出てくれました。いよいよ、出発となったところで今度は”ワシカモメ!”の声。Iさんの”行け!”のかけ声で急いでバスを降りて探してみると、確かに遠くの岩場にいるのを確認。
 第二漁港へ移動して基本8種の残りを探します。堤防にはずらっとカモメが並び、とにかく圧巻です。ただ、なかなか全身が見られず識別には少々てこずりましたが、しばらくしてシロカモメも見つかり無事、基本8種もコンプリート。鳥合わせの結果は、埼玉のチェックシートにはない4種(ヒメウ、ウミウ、ヒメカモメ、ワシカモメ)を含め33種。初心者からベテランまで、そしてグルメの方にも十分楽しんでいただけたと思います。
見られた鳥
  撮影:鷲崎敏章様
ヒメカモメ ヒメカモメ ヒメカモメ
ヒメカモメ クロガモ クロガモ
ヒメウ ワシカモメ シロカモメ

撮影:佐久間隆行様
クロガモ クロガモ クロサギ
ヒメカモメ ヒメカモメ ヒメカモメ
ヒメカモメ シロカモメ シロカモメ
ユリカモメ ユリカモメ ユリカモメ

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