*** 探鳥会風景 ***

2/24/’19 本庄市・坂東大橋探鳥会
報告:佐野 和宏

 利根川の土手に上がり坂東大橋を見渡すと、早速、支柱にハヤブサを見つけました。雌雄は判りませんが、きれいな成鳥です。開会の挨拶ではカモも猛禽も少ないとのことでしたが、いやいや、今日はなんか出そうです。
 下流へ歩き始めるとツグミやアオジ、カワラヒワなどが次々に現れます。いい予感が当たっていたようです。それでは次は猛禽、ということで、まずはミサゴが列の後ろの方に出現。続いて小型の猛禽が鋭く羽ばたきながら視界を横切り、木の中へとまりました。チョウゲンボウ?、ハイタカ?、、、、。結局、当地の常連、コチョウゲンボウとの判定。言われてみると頭頂は平で、背中は青みを帯びているように見えてきます。人の眼は勝手なものですが、これも鳥見の面白いところです。
 河原へ降りると今度の主役はベニマシコ。声だけだったものが♂も♀も姿を見せてくれました。人気の鳥だけに盛り上がります。
 ここから 「ご注意」 にある足場の悪い河原を黙々と水際までで移動します。ここででまず目についたのは多数のトビ。何かの会議でもしているのでしょうか?。ひとところに集まっていますが、思いついたように集団で飛び立ち、また降りて集まっています。
 川面をみるとまだ遠いものの、ホオジロガモが。県内の探鳥会で群れが見られるのはここだけではないでしょうか?
 何とか難所をクリアして水際へ。180°の視界が広がってきた中には他多数の水鳥がいます。カモではマガモ、コガモ、オナガガモなどに加え、ヨシガモも!!下見では2種?? カイツブリ類も含め結構賑わっています。そして目当てのカワアイサも、ミコアイサとの2ショットで楽しませてくれました。
 利根川にかかる現在の坂東大橋は2004年に開通したもので、デザインは白鳥をイメージしているとのことです。さあ、いかがでしょう?
 シメやホオジロなどを見ながら河川敷を橋の近くまで戻り、土手の下で鳥合わせ。32名で41種は期待以上の結果です。そして、極めつけはカオジロガビチョウ。姿も見られた様です。自宅のある県東部から、はるばる来た甲斐がありました。

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