*** 探鳥会風景 ***

2/3/'18(土)嵐山町・菅谷館都幾川探鳥会
報告:浅見徹

2週続けての雪の後、まだ雪の残る嵐山町に東武電車で行ってきました。武蔵嵐山駅に降り立つと、空気がひんやりとしています。でも、日向では春を感じます。駅での集合時刻8:35。ここから一応、探鳥会開始です。鳥を探しながら第二集合地の県立嵐山史跡の博物館駐車場に向かいます。ここで車組と合流し、受付を済ませて、リーダーの挨拶が終わると、いよいよ探鳥会の本格スタートです。
菅谷館跡の林に入って直ぐに、アオゲラが現れました。後頭部だけが赤い、雌です。木の幹に縦に止まって尾羽でしっかりと体を支えながら、盛んに幹の穴を突いて、時々何かを引っ張り出して食べているようです。長い舌を出しているのを見た人も。食事に夢中で、我々のことを気にしていない様子。至近距離から、ゆっくりと観察することが出来ました。この朝この林にトラツグミがいたというので探したのですが、残念ながら本番では出てくれませんでした。林を抜けて、蝶の里公園の草原に出ます。あちこちから小鳥の地鳴きが聞こえてきますホオジロ類、メジロ、カラ類、カワラヒワ。
蝶の里公園を抜けて、都幾川に出ました。石ころだらけの中州にイカルチドリ、遠くの木にはイカル。もう囀っています。下・中の写真、逆光シルエットですが、イカルの群れです。順光の位置にカワラヒワが止まってくれました。今日は、ことさら綺麗に見えます。
都幾川の河畔で鳥合わせです。観察種数は39種+1(ガビチョウ)でした。

探鳥会終了後、リーダーを囲んで持参の弁当を食べながらの鳥談議。そして、菅谷館を通って帰路に就いたところで、思いがけないおまけが。館跡の梅林に、ミヤマホオジロ(♂) Tリーダーが見つけてくれました。ふくらみかけた梅のつぼみとミヤマホオジロの黄色と黒の配色が、なんとも美しい。下・右の写真、めちゃくちゃ枝かぶりですけれど、判るかな。スコープでは、しっかり鑑賞できました。
 
嵐山町は、また来たい、素晴らしい探鳥地でした。

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