*** 探鳥会報告 ***

5/9~10 東京都・三宅島探鳥会
報告:小林 みどり  写真ご提供:宇野澤様、牧野様、菱沼様 

 5月8日夜10時30分、ドラが鳴り、「蛍の光」が流れる中、「橘丸」は竹芝桟橋を出航。ロマンチック~!東京湾や横浜港の夜景を楽しまれた方も多かったようですが…お先にお休みなさい。
 翌朝5時、船は三宅島の錆が浜港へ。下船前にちょっと船内を探検したら・・・受付には人待ち顔のネコちゃん。影の船長さん? それとも船の守り神でしょうか? アンクルトリスもあちこちにいました。そうそう、アンクルトリスの柳原良平さんは東海汽船の名誉船長。「橘丸」と命名し、船のカラーをデザインしたのも柳原さんだそうです。
 宿に荷物を置いて朝ごはんをすませたら、さっそく大路池とアカコッコ館へ。イイジマムシクイ、アカコッコ、カラスバト、亜種タネコマドリ、亜種シチトウメジロなど、三宅島ならではの鳥たちが次々に登場! 
【ネコの船長さん】
 【アンクルトリス】
 
  【怪しいアカコッコ】
 

 森の鳥を堪能した後は、草原が広がる伊豆岬へ。姿が見にくいウチヤマセンニュウもゲットです! 午後は貸切バスであちこち回る予定でしたが、残念ながら雨…早めに温泉につかり、宿で海の幸をいただきました。
【ウチヤマさんを探せ!】

 2日目 朝5時から3コースに別れて早朝探鳥。どのコースでも「バードアイランド三宅島」が実感できました。コマドリなんかもう、道端にしょっちゅう出てくるし。ミソサザイ(亜種モスケミソサザイ)の親子連れも見られたし…
 朝食後は貸切バスで、まず三宅高校付近のポイントへ。30羽のカラスバトという情報があったのですが…残念。次にもう一度ウチヤマセンニュウに会いに富賀浜へ。最後は観光気分で七島展望台へ。雄山の頂からはいまだに噴煙が上がっていました。
【噴煙】
【自然に包まれて】

短時間でこんなにあちこち回れたのは、やはり貸切バスの威力!
さて、探鳥会も終盤。「橘丸」甲板からの海鳥ウォッチングですが…Aさんが余裕の笑顔でいられるほどのベタなぎ。飛ぶのはオオミズナギドリばかり。それでも待って待って待ち続けて…キタ~! カンムリウミスズメ! クロアシアホウドリ! イルカの大群のおまけつき!…たくさんの思い出を乗せて、船は母港へ向かいました。
【大活躍の貸切バス】
【橘丸の雄姿】
【キャプテン浅見】

大変お疲れ様でした。
宇野澤様ご提供の写真
【帰路 イルカに遭遇】

橘丸デッキでオオミズナギドリの群に向かって行く4~5頭のイルカを見つけた。
慌ててカメラを取り出して構えたら、ちょうどジャンプしてくれた。
夢中でシャッターを押したら、幸いにもキレイに撮れていました。
【イソヒヨドリ】
 【カラスバト】

 10年前、噴火時のガスで葉が枯れてオブジェのように立っていた木々にカラスバトとイソヒヨドリが止まっていました。
牧野様ご提供の写真
【帰りの船でのイルカウォッチング】
先日の三宅島の探鳥会では大変お世話になりました。ありがとうございました。幹事の方にはお世話になりました。
コマドリ、アカコッコ、ウチヤマセンニュウも見られ、また帰りの船でのイルカのウォッチングもとてもよかったです。
菱沼様ご提供の写真
【ウチヤマセンニュウ】
【コマドリ】
【アカコッコ】
【イイジマムシクイ】  【オーストンヤマガラ】