*** 探鳥会風景 ***

3/7(火)滑川町・武蔵丘陵森林公園平日探鳥会
報告:浅見徹 

風花が舞う、怪しい雲行きの中、初めての平日探鳥会に向かいました。集合場所に着くと担当リーダーの皆さんが要領よく受け付けを行い、参加費+入園料を徴収します。会員・非会員、大人・シルバー・・・何とおりもの組み合わせを参加者名簿で上手く振り分ける、その手際の良さに感心しきりです。メインリーダーの挨拶+解説で、探鳥会への期待が膨らみます。この時季、北へ帰る冬鳥がこの公園で羽を休めることがあるため、思わぬ珍客に会えるかもしれないとのこと。油断してはいけません。

2列に並んで整然と入門します。と、そのとたんに目の前にアトリの群れが。地面に降りて盛んに採餌していたかと思うと、一斉に枯れ枝に上がりまた降りる、それを繰り返します。みんな観察に夢中で、なかなか先に進めません。アトリの中にシメも交じっています。同じアトリ科なので、仲が良いのでしょうか。
 
 

この日は、寒かったこともあり、いつもと違う梅林を経由するコースです。これが大正解! 花木園の野外炊飯広場の辺りで、トラツグミに出会うことができました。梅林は花の香に包まれ、その蜜を吸いに来たメジロが賑やかに飛び回っています。何と、シジュウカラも一緒になって花の蜜を吸っています。ジョウビタキ♀もやってきましたが、さすがにこの娘は蜜を吸わないようです。
 

赤松の林でメインリーダーが何か見つけました。今度はビンズイです。シロハラもいるぞ。アカゲラを見かけた人もいます。
 

鳥が出過ぎて、時間が足りません。それでもしっかり山田大沼でカモ観察。ここで、メインリーダーの予言が的中。対岸水面の木陰にオシドリ! マガモに交じって♂2、♀1。

中央口を出た所にある、山小屋風の建物の2階で鳥合わせをして、探鳥会は一応終了。その場で持参の弁当を広げて、しばし歓談。そして、昼食後に希望者だけのアフター園内ツアー。メインリーダーのNさんの案内で、来た時とは別のルートを南口に向かいました。初心者になった気分で、この公園を熟知したNさんにぴったりくっついて、いろいろな鳥や季節の花々を見せていただきました。カタクリ、キクザキイチゲ、セツブンソウ・・・そして、分山沼で二度目の予言的中! トモエガモ♂が目の前に。マガモに交じって眠っています。一度だけ、顔を上げて泳いでくれて、全身を見ることができました。
 

午前中の探鳥会、昼食時の鳥談議、そしてアフターの園内自然観察と、盛りだくさんの大満足の一日でした。
今月の探鳥会

これまでの探鳥会風景
 

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