*** 探鳥会報告 ***

3/12(土) さいたま市・見沼自然公園探鳥会
報告:佐野 和宏
恒例の 『見沼たんぼクリーン大作戦』 です。思い思いの道具を準備して計27名が集合しました。例年 ”鳥見の合間にゴミ拾い” というよりは、 ”ゴミ拾いの合間に鳥見” という探鳥会になってしまいますが、今年はどうでしょう?メインリーダーより分別方法の説明があり、いよいよ出発です。まずはコゲラやキセキレイ、シジュウカラなどが出迎えてくれました。
  
見沼自然公園から田んぼへ出る小道で、植物に詳しい春日部のSさんが珍しい花を見つけました。バイモというユリ科の多年草ということで、よく見ると狭い範囲ですが、そこここに咲いています。きれいな山野草を見られるのも、この季節のならではの探鳥会の楽しみです。まったく素人ながら、せっかくなので一枚”パチリ”。
  
田んぼを抜け雑木林に入るあたりから、道脇に捨てられたゴミが増えてきました。いよいよ本格的に『クリーン大作戦』スタートです。一方、本日期待の鳥の一種だったシメがやっと姿を見せてくれました。拾ったゴミとともに、観察種も順調に増えていきます。旧坂東家住宅見沼くらしっく館で一休みして、後半の始まりです。
  
大宮共立病院の横を抜けて霊園へと差しかかると、右側に水たまりのある小さな空き地があります。ここでハクセキレイなどを見ていると、どこからか中型のシギが飛んできました。お尻を振っていますが、大きさや色合いがイソシギとは違う印象で、越冬しているクサシギだろうとなりました。いいものが見られました!!
  
公園に戻り、池の水鳥たちをじっくりと観察すると、額板がだいぶ赤くなったバンがいます。ヒドリガモにマガモ、そしてオカヨシガモやオナガガモもまだ残っていてくれ、終わってみれば39種と、片手間の探鳥とは思えない収穫でした。『鳥合せ』ののち、もう一つの収穫品?を前に、恒例の記念撮影で締めとなりました。皆様大変お疲れさまでした。